旬の野菜を食べよう!

一口に野菜といいましても、多種多様な物があります。

特に旬の野菜「季節毎」の野菜は、様々な利点があるのですね。

旬な野菜なので新鮮な物が多い。
旬な野菜は高い栄養素を含んでいる。
収穫時期であるため、数が多く、安価。

というような利点があるんです。

ここでは、一例として夏についてご紹介したいと思います。夏の代表的な野菜は、カボチャ、ピーマン、ナス等が挙げられます。更にカボチャ、オクラ、ニラはビタミンA、E、C等を含んでいて疲労回復に非常に役に立ちます。又ニラはビタミンB1を多く含んでいて疲労回復に大きく貢献してくれます。夏バテ、暑さによる疲労には大変役に立ちます。

具体的に8月をみてみましょう。

  • 茄子
  • 生姜
  • 緑ピーマン
  • フキ
  • みょうが
  • もやし
  • モロヘイヤ
  • サヤインゲン
  • 枝豆
  • カボチャ
  • 胡瓜
  • しめじ
  • シシ唐辛子
  • とうもろこし

等が挙げられます。

特にモロヘイヤは体内の有害物を排泄してくれる作用や、風の予防が出来たり、大腸癌の予防にも非常に良い野菜です。鉄分も多く含まれていますので、貧血や高血圧防止にもなります。至れりつくせりのお野菜ですね。

ここでは夏の野菜、旬の野菜をご紹介しましたが、他にも数え切れないぐらい沢山の季節の野菜の情報が詰まっていますので、是非色々とご覧になっていって下さい。

野菜一覧

緑黄系

  • アスパラガス
    旬は4〜6月で、4月と5月は本州産、6月は北海道産が販売されています。土をかけて日を避けたものがホワイトアスパラガスと呼ばれます。栄養価はグリーンの方が高くなっています。
  • 南瓜
    旬は7〜12月で、収穫は主に夏に行われます。採れたてのものは甘みが少ないので食べ頃は秋〜冬となっています。保存がきくので輸入されることもあります。栄養価が非常に高い野菜の一つです。
  • 小松菜
    旬は12〜2月で、冬の野菜ですがハウス栽培によって一年中出回っています。江戸時代に栽培された場所が小松川だったことからこの名前が付きました。美容に効果的な野菜とされています。
  • サヤインゲン
    旬は春〜初夏である4〜6月で、鹿児島県や和歌山県が生産量の多くを占めています。続いて愛知県となります。サヤエンドウには種類があり、実を食べるものがグリーンピースと呼ばれます。
  • サヤエンドウ
    旬は6〜8月で、ハウス栽培も盛んですが、もっとも美味しいのが日を沢山浴びた夏で免疫力がアップし、疲労回復に効果があります。緑が濃いものは強い抗酸化作用を持っています。
  • シシ唐辛子
    旬は6〜9月ですが、栽培方法によって年中出回っています。中央アメリカが原産で、疲労回復や美肌効果が見られます。また便秘改善、予防に効果的のお野菜です。
  • 紫蘇/大葉
    旬は6〜9月で、梅干しの色づけにされる赤じぞは6〜7月のみとなっています。薬味に使われることがほとんですが栄養価は高く調理法は様々です。細く切れば切るほど薬効は高まります。
  • 黄ピーマン
    一年中出回っていますが、露地栽培されているものは6〜9月が収穫時期です。太陽の光を多く浴びるこが最も美味しいとされています。黄ピーマンは成熟した果肉で甘みがあることが特徴です。
  • 赤ピーマン
    旬は6〜9月で、緑のピーマンは成長途中での収穫ですが、そのまま完熟した物が赤くなり赤ピーマンと呼ばれます。赤ピーマンは糖度も高くビタミンも多くなっています。
  • 春菊
    旬は11〜3月で、一年中手にはいるものの茎や葉がやわらかく香りが強いのは秋〜冬にかけてとなっています。春に花を咲かせることから春菊と呼ばれています。
  • チンゲン菜
    旬は9〜12月で気温が下がるギリギリの晩秋あたりが最も美味とされています。寒暖差に強く生育が早いことが特徴で、北海道から沖縄まで全国で生産されています。
  • 蔓紫
    旬は6〜10月で東インド産となっています。ほうれん草の近縁種で高温多湿を好む野菜です。日本各地で生産され、ぬめりと香りが健康野菜と呼ばれる理由になりました。
  • トマト
    旬は6〜8月で、もともと日本は高温多湿なために栽培が難しかったものの、現在ではハウス栽培によって年中手に入ります。丸みがあり重いものは糖度が高く美味しいものとなっています。
  • 菜の花
    旬は1〜3月で、京都の「花菜」はブランド京野菜と知られ、料亭などで需要が高くなっています。辛子和えやおひたし、お吸い物などに用いられます。

  • 旬は3〜5月で、栽培しやすく一株から三回の収穫が可能です。春が最も柔らかく美味しい時期とされています。漢方薬としても利用され、冷え性や整腸に効果があります。独特の香りは血行を良くし身体を温め、風邪予防に効果的とされています。
  • 人参
    人参は一年中流通していますが、旬は冬となっています。寒い時期の収穫は甘みが強く栄養価も高くなっています。ほとんどが西洋種となっていて、免疫力を高めがんや心臓病予防に効果があるカロテンが多く含まれています。
  • パセリ
    旬3〜4月で、一年中出回っていますが、春のものは葉が柔らかく香りが良くなっています。カーリーに加え、より香りの強い平葉種のイタリアンパセリも多く普及されるようになりました。
  • フキ
    旬は4〜5月で愛知での生産が多く、ハウス栽培もされているので秋にも出荷されています。他にも京都の水ふきや秋田ふきが知られています。
  • 緑ピーマン
    旬は6〜8月で、ハウス栽培が盛んなため一年中手に入ります。緑ピーマンは未熟果なので完熟させると黄色や赤になります。ピーマンはフランス語のピマンからきていて、英語ではアマトウガラシといいます。
  • ブロッコリー
    旬は11〜3月で蕾の集まりを食べる花野菜の一つです。蕾には栄養素が多くあり、抗がん作用のあるスルフォラファンも含んでいます。芯の部分も皮を厚くむいてゆでると美味しく頂けます。捨てる部分がない野菜でもあります。
  • ホウレン草
    旬は11〜2月で、一年中出回るが、冬は味や栄養価が高くなります。寒いところで育てられたチヂミホウレン草もあり、霜に触れると甘くなります。栄養豊富な野菜で、鉄分、ミネラル類、カロテン、ビタミンC、葉酸を多く含み、造血作用があります。
  • 三つ葉
    旬は3〜4月となっていて、天然のものは味も香りもよく、春の食材といえます。お雑煮に良く用いられますが、時期を外しているのでハウス栽培されたものが出回っています。
  • モロヘイヤ
    旬は7〜8月で夏野菜です。ミネラル、ビタミン、食物繊維などを多く含んでいて、夏バテ予防に効果があります。
  • わけぎ
    旬は3〜4月で、通年流通していますが、旬のものは甘みやみずみずしさが増します。関西以西で主に栽培され、ネギのようなくせがなく、香もマイルドになっています。生産量のトップは広島県です。

淡色系

  • 枝豆
    旬は6〜8月で大豆の未熟果となっています。ビールのおつまみに最適でアルコールの分解を促す酵素を含んでいます。大豆同様に良質なたんぱく質やんカルシウムを多く含み、大豆にはないビタミンCや野菜には珍しい葉酸も含まれています。
  • カブ
    旬は3〜5月の春と10〜11月の秋となっています。通年出荷されているものの寒い時期のものは甘みを増します。反対に春物はやわらかいです。胃腸を活発化する酵素を含み、葉にはビタミンを含むので栄養素が多いです。
  • カリフラワー
    旬は11〜3月で、蕾の集まりを食べる花野菜の一種で、美肌や美白に有効なビタミンCや食物繊維を多く含んでいます。
  • キャベツ
    キャベツは一年中出荷され、旬は特にありませんが、冬の物がもっとも甘みを増します。また、春キャベツは千葉、神奈川、茨城が有名で、キャベツに含まれるキャベジンは胃の粘膜を再生、強化してくれます。揚げ物の付け合わせとして用いられることが多いです。
  • 胡瓜
    旬は6〜8月で、ハウス栽培によって年中出荷されるもののもともとは夏の野菜です。きゅうりの95%は水分で成り立っていて、体を冷やす作用があることから夏の水分補給にも効果が見られます。
  • 牛蒡
    旬は11〜2月で、ごぼうを食用に用いるのは日本と台湾だけになっています。食物繊維を多く含み、血糖値やコレステロール値を減少させ、腸の有害物質を排出させる効果があります。
  • サニーレタス
    サニーレタスは年間流通しますが7月に最も出回ります。長野県が生産量の41%を占めていて、美容効果のあるビタミンCや貧血予防の鉄、むくみ改善作用のあるカリウムなどがバランスよく含まれています。
  • 生姜
    旬は6〜8月で、みずみずしく筋が少ないことが特徴とされ、辛みが少なく甘酢漬けが有名となっています。生姜は身体を芯から温める効果があります。
  • スイートコーン
    旬は6〜9月中旬で主成分は炭水化物からなっています。糖質の代謝を助けるビタミンB1や発育に欠かせないビタミンB2などビタミンが多く含まれています。
  • せり
    旬は12〜4月で、春の七草のひとつです。春物は茎や葉が柔らかく美味しいですし、夏には花を咲かせます。春の七草として七草粥に用いられます。
  • セロリ
    旬は地域によって異なり、夏〜秋は長野産、冬〜春は静岡産のため一年中流通しているため旬というものはありません。基本は涼しい気候を好む植物です。
  • 大根
    旬は11〜2月で、多くは青首大根と呼ばれるものです。寒い時期の方が甘みがあり、みずみずしいです。春夏は辛みが強く、葉に近いほど甘く下に行くほど辛みが強くなります。
  • 竹の子
    旬は4〜5月で、春の風物詩ともいわれています。摂って時間がたつほどアクが強くなるため早めの調理が必要です。食物繊維を多く含み、腸内を綺麗にします。また、高血圧予防にも効果があります。
  • 玉葱
    品種や産地が多いのでほぼ一年中旬だといえますが、いわゆる新たまねぎの旬は春です。生産量のトップは北海道が占めています。
  • 茄子
    旬は7〜9月で、ハウス栽培によって一年中手に入るものの、もともとは夏野菜として知られカレーなどにも用いられます。温暖な地方では長なす、寒冷地では丸なすや小なすと呼ばれます。
  • 大蒜
    旬は5〜8月で、収穫時期は地方によって多少の差があります。旬のにんにくのみずみずしさはこ特有の物で、強壮作用が強く、夏におすすめです。生産量トップは青森県となっています。

  • 旬は11〜2月で、鍋に用いられることが多いため需要は冬に多くなっています。白ネギと青ネギに分けられ関東では白ネギ、関西では青ネギが好まれます。白ネギでは下仁田ネギなどが有名で、青ネギでは京都発祥の九条ネギを指します。
  • 白菜
    旬は11〜2月で、鍋料理には欠かせないしゅやくとも言えるほどの冬野菜です。晩秋〜冬に採れたものは甘みが増しています。
  • レタス
    旬は夏と冬で、夏の物は長野産の高原レタスです。一年中販売されているものの、旬のものは尚みずみずしくなっています。
  • 蓮根
    旬は11〜2月で、需要はおせち料理の時に高くなります。秋に収穫される秋蓮根は柔らかくあっさりしていて、冬の蓮根は粘りがあり甘さがあります。
  • ゆり根
    旬は11〜3月で、ほとんどが北海道産となっています。霜が降りる10月に収穫され、お節料理に用いられます。収穫後2〜3ヶ月経つと甘みが増します。
  • 生椎茸
    旬は春と秋で、3〜5月と9〜11月となっています。ビタミン類や食物繊維を含んでおり、様々な病気の予防に効果があります。

芋系

  • 薩摩芋
    旬は10〜1月で晩秋となっています。収穫時期は8〜11月で2、3ヶ月貯蔵することで甘みが増します。生産量トップは鹿児島県となっています。
  • 里芋
    旬は8〜12月で旬は品種によって違います。石川早生は8〜9月、土垂は9〜10月、セレベス、八頭は12月頃です。低温と乾燥を苦手としています。ぬめり成分が免疫力を高め、食物繊維は腸内環境を整え、生活習慣病予防に効果的です。
  • じゃが芋
    旬は地域や品種によってムラがあります。北海道産は10〜11月となっています。冬の間貯蔵されると水分が抜けて味に深みが出ます。5〜6月の初夏に出回る新じゃがは、収穫後すぐに出荷され、皮が薄くみずみずしいです。
  • 長芋
    旬は11〜12月で、生産量の9割を北海道と青森が占めています。雪解け後の4〜5月にも収穫され、旨味や成分が詰まった春掘りと呼ばれます。

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